2007年8月28日火曜日

今日の翻訳

今日は医療関連企業の従業員意識調査を翻訳しました。約3000字。最近は、世界中に社員を抱える会社(主に本社が米国にある企業)の翻訳が増えています。顧客満足度(忠誠度)調査やパートナー満足度調査なども、IT系の企業には非常に多いようです。このような翻訳は、英語は基本的なので比較的楽ですが、日本語の言い回しが簡潔かつ的確であることが重要ですね。クライアントはスタイルガイドや用語集を準備しておかないと、後で二度手間になるので、企業の翻訳担当者は特に部署名・役職名の多言語による用語集を準備しておいて欲しいですね。今回は、英語の部署名が日本支社でどのような呼称になっているのかわからず、別途リストにして翻訳した書類に添付しました。

2007年2月7日水曜日

Dogfooding って何?

ドッグフードって犬の餌なんですけど、これに ing 付いた単語(っていうか動詞として使用)って見たことありますか?実はアメリカで(特にコンピュータ会社で)使うスラングなんですよ。アメリカでは技術の 進歩の速さを表す表現として Dog Year もよく使われています。これは、犬にとっての1年は人間の7年間(だったかな?)に相当するという意味で、それぐらい技術の進歩は早くて、新製品もすぐに 時代遅れになってしまうというように使います。

そこでこの Dogfooding です。これは、現在開発中の製品を社員(一般職員)に提供して試用させて、問題点があるかどうかチェックするという意味らしいです。語源的には、Dog Food のテレビコマーシャルの人物が本当に自社製品を自分の犬に日常的に与えていたことらしいですが、いやはや。そのような単語をコンピュータに関して使うとい うのも、結局「自分の会社の犬にテストさせる」っていう社員の自嘲的な表現(あるいは社長の社員を人間とも思っていないひどい表現)なんでしょう。なんか いいですね。

翻訳やってるとこういう面白い表現に時々ぶちあたって楽しい、、、。これを翻訳するのは結構大変なんですけどね。(ネットで15分間ほど意味を読みふけっ てから訳出しました。開発中の製品の自社使用プログラムとかなんとか。ぜんぜんユーモアないんですけど、まあ産業翻訳なので仕方ないですね。)

2007年1月15日月曜日

停電3回!

翻訳者の最大の敵!それは停電です。いまどきコンピュータを使わないで翻訳する人はいないですよね。私も明日の締め切りを控えた状態で、停電に遭遇しました。その一瞬に考えたこと、、、。

何時間前にファイルを保存した?
ハードディスクとんでない?
別の部屋で寝てる子供が起きてこないか?
などなど。

ファイルは2時間前に保存していたので、約2時間分のデータが消失。しくしく。でもとりあえずハードディスクもシステムの大丈夫だったので、仕事再開。子供も起きなかった(正確には起きて寝言を言ってまた寝た)。ほっ。

しかし、翻訳再開の10分後。また停電。真っ暗な部屋で今度は怒りがこみ上げてくる。もう今日はあきらめて寝ようと思った。もう12時だし。明日早く起きて続きをしよう、と。

でも寝れない。コーヒーとウーロン茶の飲みすぎ。さて、復旧してから30分。今度は大丈夫そうなので、さっき失われた部分の修復を試みる。翻訳再開。今度は何とか大丈夫そうだ、、、と思ったのもつかの間。3回目の停電が、、、私の今晩の5時間あまりはなんだったんだ、、、

明日はUPS装置を買いに行くぞ。